薬学部で落としやすい科目は?

薬学部一年生の中で難関科目と言われているのが、薬物の構造に
欠かせない有機化学です。

病院内で、最も化学に精通しているのは、薬剤師です。
医師が処方する薬に対し、助言や変更等をアドバイス出来るのは、
医師以外では薬剤師しかいません。

したがって、薬剤師には、幅広い化学の知識が求められます。

さて、薬学部の有機化学は、一年次と二年次の2年間で、2冊の大型本を使います。
国立系では、ボルハルト・ショアー上下という本を、私立ではソロモン上下
という本です。

高校化学の有機化学の分野を理解しているものとして、話が進んで行きますので、
苦手な方は相当の復習が必要です。

特に、一年次の酸・塩基反応や、置換反応、脱離反応、付加反応が分からないと、
二年次の有機化学は???という状態になります。

大学によっては、最初の試験で60-70%の方が単位を落とした、という話を聞きます。

薬剤師国家試験では、有機化学の構造はかなり出題されます。
有機化学が分からないと、国家試験の合格は厳しくなります。

一年次に最も力を入れた方が良い科目は有機化学だと思います。

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