薬剤師の就職 現在と将来

厚生労働省の「平成24年(2012年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」の発表によると、
現在、約28万人が薬剤師として登録されています。

そして、そのうち約半数の15万人が薬局薬剤師として勤務し、病院・診療所の薬剤師は約2割の
5万人となっています。

また病院薬剤師とほぼ同数の約4.5万人が、MRなどに代表される医薬品関係企業の薬剤師と
なっています。

一方、約5000人が大学に勤務する薬剤師となっていますが、こちらは増加傾向である
薬局の薬剤師とは対照的に、年々減少傾向にあります。

年齢、施設の種別ごとの薬剤師数

引用:厚生労働省「平成24年(2012年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」

勤務先の種別ごとの薬剤師の割合

その中でも、近年は調剤薬局およびドラッグストアでの求人が激増しており、薬局薬剤師の
増加傾向はまだまだ続きそうな状況といえます。

施設別による薬剤師数の年次推移

引用:厚生労働省「平成24年(2012年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」

それでは、今後の就職状況はどうでなるのでしょうか?

ここ10年で薬剤師を取り巻く環境は目まぐるしく変わっていますが、それでも薬剤師は
他職種に比べれば恵まれており、選ばなければ就職先は豊富にあるといえるでしょう。

しかし、一方で仕事を選ぶと就職が難しくなるという現実も忘れてはいけません。
その理由は人気の仕事は常に採用枠が少ないことと、今後薬剤師が過剰になることが
原因として考えられています。

その中で、希望する仕事に就きたければ、自分の価値を磨き続けることが大事になります。
社会に出ても勉強する気持ちを忘れず、専門以外の分野にも関心を持ち、常に可能性を広げる
努力をしましょう。

その先に、きっと希望する仕事が見つかるでしょう。

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